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EFOとは?施策例や実施手順を徹底解説

EFOとは?施策例や実施手順を徹底解説

Webサイトのコンバージョン率を高めるために欠かせない施策のひとつが「EFO(エントリーフォーム最適化)」です。EFOとは、ユーザーがお問い合わせフォームに入力しやすくなるよう改善する取り組みで、離脱率の低下やコンバージョン最大化につながります。

本記事では、EFOの基本から効果的な実施方法までをわかりやすく解説します。

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EFO(入力フォーム最適化)とは

EFO(Entry Form Optimization)とは、Webサイトなどの入力フォームにおいてユーザーがスムーズに情報を入力しやすくするための最適化施策を指します。

入力の手間やストレスを軽減し、途中離脱を防ぐことで、フォームの完了率を向上させることが主な目的です。EFOは、特にお問い合わせや資料請求、会員登録などビジネスに直結するフォームの改善において重要視されています。

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EFOの施策例

EFOにはさまざまな施策が存在します。以下では、4つの例を具体的に解説します。

1. 項目を見直す

入力フォームに含まれる項目数が多いと、ユーザーの負担が増し完了率が下がる原因となります。EFOに取り組む際は、本当に必要な情報だけを必須項目とし、不要な項目や任意項目を減らしましょう。

また、設問の順序やグルーピングなどを工夫することで、ユーザーが直感的に入力しやすい設計を目指すことも効果的です。

2. 変換作業の自動化に対応

ユーザーが手入力によるミスや煩雑さを感じやすい部分においては、変換や整形作業を自動化することは効果的です。

例えば、郵便番号から住所を自動入力したり、電話番号やクレジットカード番号の桁区切りを自動で挿入したりするなど、システム側で補助機能を搭載します。そういった工夫により、ユーザーの入力ミス防止や作業軽減を図ることが可能です。

3. 入力項目の自動化

近年、多くのフォームでオートコンプリートや候補表示など、入力内容を補助する自動化が進んでいます。

例えば、メールアドレスや名称の入力補助として、以前の入力履歴を活用したサジェスト機能を導入することで、入力スピードの向上や煩わしさの軽減に貢献します。

また、モバイル端末の利用時は、キーボード種別自動切替などの対応もユーザビリティ向上に役立ちます。

4. エラー表示を見直す

入力ミスに対して適切なタイミングと内容でエラー表示を行うこともEFOの重要なポイントです。エラー箇所が明確に分かるように強調表示し、どのように修正すべきか具体的なガイダンスを示すことで、ユーザーのストレスや離脱を防げます。

また、リアルタイムチェックによって入力中すぐにエラーを知らせる設計も有効です。エラー表示の改善は、フォーム完了率を高める大きな要素となります。

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EFOの実施手順

ここでは、EFOを効果的に進めるための手順を解説します。

手順1. 入力フォームの課題分析

まず最初に現在の入力フォームが抱える課題を明確にする必要があります。GA4やヒートマップツールを使い、どの項目でユーザーが離脱しているか、どの入力部分で時間がかかっているかなどを数値や動線で分析します。

具体的な課題を把握することで、優先すべき改善ポイントが見えてきます。この初めの段階がEFOの成功を左右すると言っても過言ではありません。

手順2. フォーム改善の実行

課題が明確になったら、実際にフォーム改修の施策を実行していきます。

例えば、項目数の削減や自動入力機能の追加、エラー表示方法の見直しなど、分析結果に基づいて具体的な施策を選定・実施します。ユーザー体験を意識しながら、段階的にフォームを調整していくことが理想的です。

改善内容はユーザー目線で分かりやすさや利便性を重視しながら推進していきましょう。

手順3. 施策の効果検証を行う

入力フォームを改善した後は、どの施策がどれだけの効果をもたらしたかを必ず検証しましょう。改修前と改修後で完了率や離脱率を比較し、A/Bテストを活用するのも有効です。

数値的な変化だけでなく、ユーザーからのフィードバックも取り入れながら、さらなる改善サイクルを回していくことが理想です。効果検証を怠らず、継続的な改善につなげることが、EFO成功の鍵となります。

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まとめ

EFO(入力フォーム最適化)は、Webサイトの成果向上において欠かせない施策です。

ユーザーがストレスなく入力を完了できるようにすることで、離脱を防ぎ、コンバージョン率を高める効果が期待できます。施策の実施では、課題分析から効果検証まで一連のプロセスを繰り返すことが大切です。より良いフォームを目指し、ユーザー体験の継続的な向上に努めましょう。

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